macOS Sequoia対応 GUIで簡単にLaunchpadを初期化する方法

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macOS SequoiaにアップデートしてからLaunchpadの初期化がうまくいかない、そんな経験をした方は多いのではないでしょうか。いつものようにdefaults write com.apple.dock ResetLaunchPad -bool true; killall Dockを実行しても、なぜか配置がリセットされない...そんな時に使える、ターミナルが苦手な方でも安心の解決方法をお伝えします。

作業前の準備について

これからご紹介する方法では、システムファイルを削除します。心配な方は、Time Machineでのバックアップなどを検討してください。何かあっても元に戻せるよう、準備をしておくと良いと思います。

従来の方法が効かない理由

これまでLaunchpadをリセットする時の定番といえば、このコマンドでした。

defaults write com.apple.dock ResetLaunchPad -bool true; killall Dock

ところが、macOS Sequoia(バージョン15)になってから、このコマンドが思うように動作しなくなったという報告が相次いでいます。背景には、Launchpadのデータ管理がより複雑になったことがあるようです。

データ管理方式の変化

実は、OS X Yosemite(10.10)の頃から、LaunchpadのアイコンレイアウトはSQLiteデータベースで管理されています。このデータはcom.apple.dock.launchpadというフォルダに保存されていて、単純な設定ファイル(plist)の変更だけでは初期化できない仕組みになっています。

GUIで安全に初期化する方法

ステップ1:現在の状態を記録しておく

初期化を実行する前に、現在のLaunchpadの状態をスクリーンショットで撮っておきましょう。後で「あのアプリどこにあったっけ?」となった時に役立ちます。

現在のLaunchpadの状態を記録
現在のLaunchpadの状態を記録しておく

ステップ2:データフォルダを開く

Launchpadのデータが保存されているフォルダを開くために、ターミナルで以下のコマンドを実行します。

# データフォルダを開く
cd $(find /private/var/folders -type d -name com.apple.dock.launchpad -user "$USER" 2>/dev/null | head -n 1) && open .

このコマンドで何をしているの?

このコマンドは、現在ログインしているユーザー専用のLaunchpadデータフォルダ(隠しフォルダ)を特定し、Finderで開きます。Macに複数のユーザーが登録されている場合でも、他の人のデータを誤って開かないよう、自分のフォルダだけを正確に選び出す安全な記述になっています。

コマンドの詳細解説

  • find ... -user "$USER": 自分のユーザー権限のフォルダのみを検索
  • head -n 1: 万が一候補が複数あっても、エラーにならないよう1つに絞る
  • cd $(...): 見つかったフォルダに移動
  • open .: 現在のフォルダをFinderで開く
  • &&: 前のコマンドが成功した場合のみ次を実行

コマンドを実行すると、Finderが開いて以下のような画面が表示されます。

ステップ3:フォルダをゴミ箱に移動

Finderで開いたフォルダの中に、dbという名前のフォルダがあります。これがLaunchpadのデータが入っているフォルダです。

データフォルダをゴミ箱に移動
dbフォルダを選択してゴミ箱に移動

操作手順:

  1. dbフォルダを選択
  2. 右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択、または + Deleteキーを押す
  3. 管理者パスワードを求められたら入力
フォルダ削除後の状態
dbフォルダを削除した後の状態

ステップ4:Dockを再起動

フォルダを削除した後、Dockを再起動して変更を反映させます。

killall Dock
Dockの再起動コマンド実行
ターミナルでDock再起動コマンドを実行

なぜDockを再起動するの?

LaunchpadはDockの一部として動作しているため、データを削除した後にDockを再起動することで、新しい設定が反映されます。

うまくいったか確認してみよう

データフォルダの再作成確認

Dockが再起動すると、削除したデータフォルダが自動的に再作成されます。

フォルダの再作成確認
dbフォルダが自動的に再作成される

Launchpadの見た目をチェック

実際にLaunchpadを開いて、初期化されているかを確認してみましょう。

  1. Launchpadを開く(F4キーを押すか、トラックパッドで4本指でピンチイン)
  2. アイコンがアルファベット順に並んでいるか確認
  3. 自分で作ったフォルダが消えているか確認
初期化完了後のLaunchpad
初期化完了:きれいにアルファベット順で並んだ状態

うまくいかない時の対処法

初期化が反映されない場合

  1. Dockをもう一度再起動
    killall Dock
  2. Mac自体を再起動
    システム環境設定から再起動するか、Appleメニューから「再起動」を選択

データフォルダが見つからない場合

環境によっては、データフォルダが別の場所にある可能性があります。その場合は、以下のコマンドで範囲を広げて検索してみましょう(自分のユーザー権限のフォルダのみを検索します)。

sudo find / -name "*launchpad*" -type d -user "$USER" 2>/dev/null

まとめ

macOS Sequoiaでは、これまでのdefaultsコマンドだけではLaunchpadをうまく初期化できないケースが出てきています。今回紹介した「ターミナル + Finder」を組み合わせた方法なら、より確実にLaunchpadを初期状態に戻すことができます。

この方法のメリット

  • 完全にリセットできる
  • 自作フォルダも含めて全部初期化
  • GUIでの削除なので安心
  • システムに悪影響を与えない

ターミナルコマンドは最小限に抑え、実際のファイル削除はFinderで行うため、比較的安全に作業できます。

参考にした情報

小巻旭洋のプロフィール写真

小巻 旭洋

2014年からフリーランスとして活動し、2016年に株式会社フルーデンスを設立する。FileMaker開発歴は約10年。多数の企業システム構築を手がけ、特にデータベース設計と、JavaScript連携、Web連携、パフォーマンス最適化を専門としています。2025年から、Web業務システム・アプリ開発をメインに開発をしています。